この記事は本業タクシー運転手の方に向けた一意見です
ライドシェアに少しパイを奪われるなんて簡単な話ではありません
こんにちはTAKAです。
ついに恐れていた「ライドシェア」が解禁されました。
そこで今後ライドシェアがもたらすタクシー運転手への影響を考えてみました。
目次
ライドシェアが流行ったら
配車手数料
ライドシェアドライバーの歩合は60%位とのことです。
プラットフォーマーの中抜きは40%。
なお令和6年4月現在、配車アプリGOの配車1件あたりのタクシー事業者コストは運賃にかかわらず約100円です。
ライドシェアが流行ったら100円にしかならない車に配車かかりますかね?
公共交通機関としての役割とは
公共交通機関としての役割を果たすべく中小タクシー会社へ配車コストを最小にしてくれていたものが(圧力があったかもしれない)素人ドライバーに仕事を振れば40%中抜きシステムが出来てしまいました。
ドライバーの収入
今現在、配車コストは1件100円くらいなので各タクシー会社は経費として認めてくれてますよね。
ところがライドシェアが流行ったら配車手数料100円では済まない未来が待っています。
売上10000円→6000円(配車手数料40%)
売上から配車コストを引いた額が歩合対象の売上金額になるかと思います。
そして歩合対象金額の50~60%位が給与となります。
売上10000円→6000円(配車手数料40%)→3600円(60%歩合として)
タクシー会社倒産ラッシュ
ライドシェアが浸透すればするほど配車件数が激減しますので体力のない会社やタクシー業界に見切りをつけて撤退していくと思われます。
タクシー業界の天下統一
もし日本交通が本気に出た場合「ウチは配車手数料なしで全額歩合に反映します!」となったらどうでしょう。同じタクシー運転手やるなら日本交通に就職希望しますよね。(経験者は取らないんでしたっけ?)
こうなったらどんどん買収してもらって全額歩合の会社になったほうが幸せかもしれません。
プラットフォーマー以外のライドシェア事業者
プラットフォーマー以外のライドシェア事業者も今は100円位の配車コストかと思われます。
ですがライドシェアの配車コストも上がってくるのは目に見えてますよね。
配車コストが100円から運賃の40%に変わった場合、そこから40%中抜いて利益を確保することとなります。
売上10000円→6000円(配車手数料40%)→3600円(60%歩合として)
ライドシェアドライバー育てるだけ育てて全員引き抜かれるかもしれません。
タクシー事業者以外のライドシェア
6月からタクシー事業者以外の企業もライドシェア事業に参戦してくるかも?らしいです。もはやなんでもござれ状態。汗
新たなプラットフォーム引っ提げてくるんでしょうかね?
元メルカリ出身者が立ち上げたライドシェア事業はいち早く某タクシー会社と「協業」という形でライドシェア事業を展開する必要要件「タクシー会社であること」をクリアして参戦してきましたね。
一強は危険すぎるのでプラットフォーマー同士バチバチにやりあって少しでも配車手数料を安く、安くを願いたいものです。
プラットフォーム=配車アプリ化
ライドシェア事業のアプリが流行ったらもうそれは新たな配車アプリの誕生です。
タクシーの車内が投資家ばりの6画面ディスプレーになる日は近いです笑
配車アプリ40%時代
小銭稼ぎの素人ドライバー参入により運転手の価値を下げ、どの配車アプリでも当たり前に40%抜いてくる時代が来そうです。じわりじわりと…
駅付け地獄
ライドシェアが流行ったらタクシー運転手は駅付けべったりになります。乗り場に入れなかった空車のタクシーが駅前をぐーるぐーる回ります。ローカルエリアは特に地獄です。
配車手数料が上がれば当然こうなります。そしてウテシ同士のいざこざ爆増しますorz
まとめ
わりと話を盛って(数字)しまいましたが、そのくらい脅威なのがライドシェアです。二種免許も持たずど素人が旅客運送をしてしまう時代になってしまいました。女性は特に危ないから乗るもんじゃないとかライドシェアの根本的な問題等ありますが、まず我々本業タクシー運転手がこんなにも脅かされている現状を知っていただきたく書きました。
結局タクシー運転手、ライドシェアともに中間搾取40%取られるだけの話です。
この施策誰が幸せになれますかね?
中国系の白タク合法化とかも聞きますが彼らは認可受けないと思います。料金設定で釣ってますからね。ライドシェアに紛れてよりバレにくくなっただけじゃないでしょうか?
売上激減でも耐えて耐えて退場しないで頑張っていきましょう!!
その先に光が!?
最後まで読んでいただきありがとうございます。