この記事は個人タクシー試験(地理試験免除)事前合格者、またはこれから受験される方が参考になるものです。
こんにちは、TAKAです。
晴れて個人タクシー試験(事前)に合格しても地理試験免除者は譲渡者が見つかるまでは法人タクシー会社に在籍をし続け、かつ無事故無違反でなければならないというなんとも中途半端なこの時期が一番つらかったという経験があるので地理免合格から譲渡譲受認可申請書提出までを解説していきます。
長く感じるけど!あと少し!
このタイミングで事故または違反をして合格が白紙になった方も少なくないと聞きます。
合格の一年位前から勉強会等で組合に通い、受験資格である最低10年の運転経歴をクリアしてはじめて辿り着いたのに、ここで白紙となっては辛すぎますよね。
そこでこの先の流れを知って可能な限りハンドル時間を抑えて無事故無違反の確率を上げつつ法人タクシー会社に在籍し続けるミッションを遂行してください。
↓10年間無事故無違反のコツ↓
計画的な有給休暇の消化でハンドル時間抑制!無事故無違反の確率UP!
目次
合格後の流れは以下の通りになります。
①譲渡予定者が決まる
個人タクシー試験合格発表後、合格者は組合にて譲受順位決定会があります。
(抽選、点数上位順etc…組合による)
譲渡予定者が決まるタイミングは人それぞれ
組合から譲渡が出そうな目安が聞けることもあります。
②譲渡譲受認可申請書類等の取得
戸籍抄本3通、住民票1通、免許証・健康保険証・預貯金等の通帳(写し)
在職証明書、乗務員台帳(写し)…会社発行
社会保険加入証明…社会保険事務所、道路幅員証明…土木事務所
車庫・営業所(看板作成)、車庫・営業所(写真)
健康診断書…病院、運転記録証明…自動車安全運転センター
土地・家屋課税証明書(持ち家の場合)…区役所
賃貸契約書(写し)・承諾者(賃貸の場合)…貸主
※在職証明書、乗務員台帳(写し)1週間~1か月で発行
※道路幅員証明は土木事務所の担当者に「個人タクシー申請のため」と伝えると発行を早めてくれることがある。1~2週間で発行
※健康診断書は総合病院が好ましい。即日~1週間で発行
※運転記録証明は1~2週間で発行 (有効期限が3週間)
※車庫・営業所が賃貸の場合、営業の使用及び看板の掲出等の 「承諾書」が必要。
③譲渡予定者と譲渡車両確認(譲渡価格決定)
譲渡予定者と日程の調整をして初対面となります。そして実際に譲渡車両の確認をして話し合いをもって譲渡価格が決まります。
申請書類一式が揃った時点で譲渡車両確認の日程が組まれるので早めに揃えましょう
④譲渡予定者と譲渡譲受契約締結
譲渡車両確認時に譲渡価格の折り合いがついている場合はその場で「譲渡譲受契約」を締結します。
譲渡予定者の必要書類はほとんどない!待たされることはない!
⑤地方運輸局にて「譲渡譲受認可申請書」提出
ここまで来たらあとは組合のほうで譲渡譲受認可申請書を3通作成してくれます。③④が午前中であれば最短、その日の午後にでも地方運輸局(受験の申込をした場所)に「譲渡譲受認可申請書」を提出できるかと思います。
申請日以前(当日含む)雇用が継続している必要要件に抵触しないようお気を付けください!申請日当日に休職の場合も必要要件に抵触します!
まとめ
①譲渡待ちが長かったとしても譲渡予定者が決まった途端に自分の必要書類待ちとなる
②有給休暇は譲渡予定者が決まってない状態でも譲渡が出そうな目安が分かっていれば、少しづつ消化していって可能な限りハンドル時間を抑えて無事故無違反の確率を上げておくのも良いかもしれない
最低限申請日当日までは法人タクシー会社に在籍していなければならないが、もし相続事案が発生した場合で相続人が放棄した時は再度新たな譲渡予定人を見つけることになるので、その時点で退職していた場合は雇用が継続している必要要件に抵触しますので譲渡予定者の状況等を組合に聞いておくと良いです。
申請から認可が降りるまでの約3か月間につきましては法人タクシーに在籍し続ける方または退職される方、どちらのリスクをとるかは人それぞれになります。
一人でも多くの方が個人タクシー開業を無事になされることを切に願います。
地域によって多少の違いもあるとは思いますが参考にしてください