この記事はタクシー運転手という仕事を詳しく知りたい方、またはやりたい事が他にあるものの生活のために稼ぎたい方が参考になるものです。
こんにちは、TAKAです。
今回はタクシー運転手の仕事についてお話していきます。
結論は、夢を追っている方(下積み中の役者、ミュージシャン、ブロガーで食べていきたいetc…)が生活のために最低限働く、またはプライベートの時間がたくさん欲しい方にはおすすめです。
タクシー運転手として働いている私が現場のリアルな内容をお伝えすることにより、これから転職を考えている方が会社選びで押さえるべきポイントやヒントにもなれば幸いです。
それでは見ていきましょう。
日々の生活のために家賃や光熱費、食費に交際費と最低限のお金が必要になってきますよね。かといって生活費を稼ぐ時間はなるべく使わずにやっていきたい。そんなニーズが叶うかもしれない割り切ったライスワークはいかが?
目次
タクシー運転手になる条件
普通自動車運転免許を取得してから3年以上経過している方。
それだけです。手に職がない方や年齢が高い方でも大歓迎な業界です。
タクシー運転手として働くには第二種免許を取得する必要がある。
教習所へ通うことになります。特に問題なく取得できると思います。
取得費用を会社が負担してくれるところもある。
第二種免許取得後は様々な講習や試験に合格する必要がある。
詳しくは下記の東京タクシーセンターHP等でご確認ください。
勤務時間・勤務体系
タクシー会社にもよりますが、よくあるは勤務時間・勤務体系は
①昼勤務(7:00~15:00)
②夜勤務(18:00~26:00)
月23日出勤位
③昼夜通し勤務(7:00~26:00)
月12日出勤位
の三種類があります。
最低これだけは実働してという最低ハンドル時間を設けている会社が多く昼・夜勤務は6時間位、昼夜通し勤務は12時間位です。
勤務開始時間から最低ハンドル時間さえ守ってくれれば何時に出勤しても良いという会社もあるのでそのような場合は遅刻という概念がないです。
またこれ以上働いてはダメという最大ハンドル時間というものもあります。
旅客の安全と過労運転防止ですね。
詳しくは下記の国土交通省HP等でご確認ください。
忙しい時間・暇な時間
通勤時間帯の7:00~10:00、昼間12:00頃、夕方18:00頃、夜22:00~26:00がわりと忙しいです。
暇な時間は上記以外です。
地域によるところもあるので効率良く稼げる時間帯を見つけると良いですね。
疲れたらいつでも休める!
稼げる時間帯は逃さない!
希望通りの日に働けるか
昼夜通し勤務は一年を通して一定のパターンがあります。
よくある例
出番、休み、出番、休み、休み
この繰り返しです。
ちょうど休みたい日が出番だったときは出番変更をします。どこの会社でもできるかと思います。ちなみにですが、仮に有給休暇を一日取ると簡単に4連休を取れます。
昼・夜勤務は希望のシフト通りにしてくれるところが多いです。
給与と休日
給与
売り上げの50~60%位が給与です。努力した分がそのまま収入に反映します。
手取りは人により20~50万円位と大きな開きになります。
時間が欲しいのかお金が欲しいのかがはっきり分かれますね。それがこの仕事の良いところです。
足きりという最低〇〇万円以上の売り上げがないと歩合率を下げるという会社が多いです。ほとんどの方が達成する数字なので毎月足きり以上は売り上げたいですね。
新人運転手には3~6か月位、給与保証をしてくれる会社もあります。
休日
昼・夜勤務は月6~8日位で、昼夜通し勤務は出番が12日位なので18日位が休みみたいなものです。朝から晩まで一日にまとめて二日分働く形(12日12×2=実質労働24日)です。
足きりの売り上げを達成したあとの出番は休む人、自ら定めた手取り目標額を達成したあとは手を抜く人、時間いっぱい限界まで稼ぎまくる人と働き方は人それぞれです。
私は法人タクシー時代、夜勤務で月18~20日位働いていました。何かと理由を付けて休んでも足切りを達成していればOKな会社でした。というか旅客を運ぶ仕事なので体調不良者を無理やり働かせて事故でも起こされたらそれこそ問題なのでOKでした。
当日欠勤ですが、飲食店や販売店とかだと周りの同僚に迷惑がかかるのですがタクシー運転手だと同僚に喜ばれるという謎の現象が起きたりします。
仕事内容と安全性
仕事内容
手を上げた方をお乗せして目的地まで運ぶ。駅前のタクシー乗り場から目的地まで運ぶ。配車アプリ等で呼ばれた場所から目的地まで運ぶ。etc…
地理不案内でもカーナビで対応できるし、お客様によっては道案内してくれることもあるので地理が不安でも問題ありません。
料金形態は基本的に距離・時間のメーター制ですが、定額運賃で目的地まで運ぶこともあります。
チケットやクレジットカードでの支払い時に手数料を控除する会社があります。その場合は売り上げがその分下がります。
安全性
車内にはプラスチック製の防犯板があります。あまり意味がないように思えますがかなりの防犯効果があるようです。
さらにどの会社でも車内カメラを付けています。これは防犯効果高そうです。
ほかには「SOS」の表示をしながら行灯のランプが赤く点灯して、周囲に緊急事態をアピールできる装置があります。
とある場所を引っ張ると緊急事態を直接会社に知らせる装置もあったりします。
↓10年間無事故無違反のコツ↓
私が今まで経験した嫌な出来事
泥酔者
嘔吐、突然キレる、寝て起きない、殴られる、遠回りしたと勘違いされてキレる、金を払わずに逃げようとする、金持ってないetc…
行先も告げることの出来ないような泥酔者は乗車拒否できるルールはありますが実車中に酔いがさらに回ったパターンや一見普通に見えるサラリーマンが悪態をつくケース。最悪です。
滅多にありませんが圧倒的に深夜帯で起こりやすいので、泥酔者が嫌だ!という理由で昼勤務してる人もいます。
クレーマー
「ここで停まって!」と急に言われ即座にメーターを止めるも1メーター上がって文句を言われる。またはメーターが上がったタイミングで「停まれ」という確信犯。
行先経路確認の際に「いいからあなたの最短距離と思う道で行って!」というパターンで最終的に文句etc…
クレーマーはいくらでも文句つけられるので防ぐのは困難ですね。ストレス発散の場になることもあります。
対処法
相手にしない!
感情的にならずに表向きは常に冷静にです。わけわからん人に自分の感情を揺さぶられる事自体が気分悪いと思うと、より冷静でいられます。
イラっとした時は「あ、今心にゆとりがないなぁ」と自分を客観的に確認すると良いです。
まとめ
圧倒的にプライベートな時間を確保しやすいのが分かったと思います。一度やったらもう他の仕事ができなくなるといった感じです。ですが将来的には自動運転などに代替される日が来ると思いますのでそれまではいいとこ取りで上手くこの仕事を利用して楽しく明るい人生設計が出来ればと思います。(まだまだ先の話であり完全に人手要らずにはならないとは思いますが)
私自身10年以上この業界にいてこれから先はどうなるか等と思うわけでありますが今や終身雇用の崩壊。何をしてもリスクじゃないですか。だったら好きなことに全力するのが良いのではないかと思います。
ライスワークとして割り切った働き方もできるタクシー運転手という仕事のお話でした!
ここまで読んでいただきありがとうございます。